三輪車の歴史

三輪車の歴史というか、いつ頃から我々と関わってきたかというとその歴史は、結構古く長いんです。

三輪車は、英語ではtricycle, 略称:trike,three wheeler(スリーホイラー)と呼ばれ、三つの車輪を持つ乗り物の総称とされています。
ただ日本語で単に「三輪車」という場合は、幼児用の乗用玩具を指すのが一般的ですが、元々は幼児用の乗用玩具ではなく、人が乗る移動手段であったり、モノを運ぶための運搬手段として、生まれたのです。

三輪車の語源について

tricycle は、19世紀の三輪車発明期における造語であり、その由来はギリシャ語のtri (treia、3)と、kyklos(円、輪)でした。 日本語の三輪車はその訳と推測されます。

自転車より古い三輪車

三輪車の方が自転車より歴史は古いんです。1680年にステファン・ファーフラーというドイツ人の時計職人が身体障害者用に手こぎの三輪車を作っています。また、ベンツが作った世界初のガソリン自動車も実は3輪だったんです。

記録に残る最初の使用は、1828年の三輪馬車です。1828年といえば、日本では江戸時代後期。ちょうど明治維新で活躍した西郷隆盛が産まれたのが1828年です。
trike(トライク)という略称の使用は1883年にさかのぼります。

三輪車は、エンジン付きのものなどさまざまなものが存在しますが、その中で初期の三輪車というのはもちろん大人用でありました。
大人用ペダル式三輪車は1868年から存在しました。

三輪車は女性の乗り物

実は19世紀の三輪車は、ちょっと特別談ったんです。この時代に女性が乗るのを認められていたのは三輪車だったんです。それは、スカートと三輪車は比較的相性がよかったからと言われています。3輪ならロングスカートで乗車できる構造が造れるからです。
また1881年にはヴィクトリア女王が、ジェームス・スターリーのサルボ・クワッド型三輪車2台を購入して乗っていた記録が残っています。


現在最も普及している三輪車は、子供の遊戯用ペダル式三輪車ですが、実は、三輪車の歴史は古く、そして種類も幅広く存在してきたんです。

日本に渡来した三輪車

三輪車は幕末の横浜に渡来した可能性があります。1865年(慶応元年)の発行である(『横浜文庫(横浜開港見聞誌)』玉蘭斉貞秀作)に、自輪車という名の三輪車の記事と挿絵があります。